『食品業界の仕事と求められる人材』イベントレポート

関西大学化学生命工学部ゼミの学生に向けて、月島食品工業株式会社の松本さんが「食品業界の仕事と求められる人材」と題し、講演をしてくださいました。

今回の講師

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講演内容:食品業界の仕事と求められる人材
登壇企業:月島食品工業株式会社
講演者:松本 亜紀氏

vol.8当日のプログラム

1.食品メーカーに求められているもの(月島食品工業の場合)
  各部署の役割

2.製品開発
 (1)新しい商品を生み出すために
 (2)製品開発の流れ

3.求められる人材

4.質疑応答

section1食品メーカーに求められているもの

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松本氏:日常的にスーパーやコンビニで買えるものを提供している当社は、市場競争がとても激しいです。おいしい食品を安く安全に提供するのは当たり前と言われます。では、どうやって他の会社と差別化して生き残っていくかというと、プラスアルファの「付加価値」を提供していかなければなりません。製品の特長、味などで勝負していく必要があります。

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各部署の役割
松本氏:食品メーカーにはどのような部署があってどのような仕事をしているのかというのを月島食品工業の例を用いて簡単に説明します。

当社の商品が欲しいと思ってくださるお客様から注文を受ける部署が営業部です。注文を受けると製品を作らなければいけません。製品を作るためには原料が必要です。その原料を買う部署が購買部です。いい品質のものを少しでも安く購入する必要があります。次に実際に商品を製造する生産本部です。

何をどのような順番で作ると効率がいいのか、どれぐらいの量を作るべきなのかを考えながら製造していきます。

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松本氏:そして、出来上がった製品の品質を点検する品質保証部があります。実際に製品が出来上がると物流部が配送を担います。どうやって積載すれば効率よくお客様に製品を届けられるかを考えています。最後にお客様に販売するのが営業部です。

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section2製品開発

新しい商品を生み出すために

松本氏:食品業界では様々な新商品が日々発売されています。

月島食品工業のお客様も、色んな商品を発売しますので、目新しいものを作りたい、ヒット商品を作りたいということで、たくさんのご要望が月島食品工業に寄せられます。

ただし、明確に欲しいものが決まっているお客様ばかりではありません。だから、お客様が本当に求めているものは何なのかをしっかり感じ取る必要があります。

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製品開発の流れ

松本氏:まず営業部がお客様のニーズを聞いてきます。ニーズが分かると、研究所で試作品を作ります。研究所が作った試作を営業がお客様に提出し試食してもらいます。お客様の評価や社内評価を通して完成品を作り上げていきます。
研究所はプレゼンを年間100回、試作品は年間5000近くを作っています。

section3求められる人材

松本氏:他の会社でも共通していると思いますが、「自ら考え、行動を起こせる人」だと思います。仕事には答えのないことがたくさんあります。そんなときに人から言われたことだけでなくて自分で考えて行動を起こせる人を会社は望んでいます。

次に2つめです。会社には色んな人がいますので、周りと協力しながら成果を出せる人を求めています。

最後に3つめです。仕事にゴールはありません。会社に入ってからも常に勉強です。自分の成長のために頑張れる人を求めています。

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最後に
これから皆さんが就職活動をするときに企業研究をしていくと思いますが、BtoBの企業を探すのがとても大変だと思います。探すコツとして「業界団体」を調べるという方法があります。

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業界団体には様々な関連企業が加盟しています。そこから探していくと色んな企業を知ることができますので是非活用してみてください。

other質疑応答

Q,営業職は一般的には文系の職種だと思うのですが、油脂などの専門知識を持っている理系でも営業で活かせると思います。営業職の文系と理系の割合はありますか?

A,当社の場合は募集段階では文理不問としています。食品メーカーなので圧倒的に理系の学生が受けに来ますが理系ばかり採用しているわけではありません。営業職についてですが、専門的な知識も必要なので、文系ばかり採用しているわけではなく理系の営業職もいます。割合的には理系の方が多いです。

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Q,女性の割合はどれぐらいですか?

A,社員600人中190人ぐらいが女性です。また、部署ごとで割合は変わってきて、例えば外回りをする営業は、70人中3人が女性です。また、研究所は3割、工場は4割弱、品質管理部門は7割弱が女性です。

Q,日本だけで事業展開しているのですか?

A,海外進出も進めていてインドネシアに合弁会社を作りました。当社は600人の会社なので、自社だけで海外進出するには規模的に難しいです。なので海外の会社と協力して進出しています。
最近日本の品質を保ったまま海外で安く作ってほしいというニーズがあるので、それに対応しています。

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Q,御社の採用人数や研究職への配属人数を教えて下さい。

A,5名から10名を採用しています。研究職に配属される人数も毎年違いますが、1名から2名ぐらいだと思います。

Q,御社として少子高齢化に対しどのような対応をしていくのですか?

A,日本国内だけではなく、海外に向けて事業を展開していくのも一つの方法です。また、国内でも幅広い年齢の方に喜んでいただくために、例えば、健康志向の方が増えて来た場合は、それに対応できる技術を開発していくことも必要です。

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Q,研究所や道具によって品質が変わったりすると思うのですが、どういう対応を取っているのですか?

A,お客様の工場でお客様と一緒に製品を開発してみたり、お客様が当社の研究所に来てくださったりと、対応策を一緒に考えながら開発を進めています。

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voice受講学生の声

油脂の役割について興味を持ちました。

食品中における油脂の役割について興味を持ちました。それを実際に実感できるような体験をしてみたいと思いました。

他の商品についても、どのようなものがあるか知りたいです。

月島食品さんにはシュークリームの皮用マーガリンがあったり、機能性のある商品がたくさんをあること知りました。自分の知らない他の商品についても、どのようなものがあるか知りたいです。

普段見えない世界が見れて興味が沸きました。

依頼に対するスピード勝負だったり、少子高齢化などの社会に対応した商品を作っていかなくてはならないところが、とても興味が沸き熱くなりました。

お客様のニーズに合う商品を開発することに感心しました。

販売アイテムが1500個もあり、自分が普段食べている食品にも貴社の製品が含まれていることに驚きました。またお客様のニーズに合う商品を開発することに感心しました。今回のお話でBtoB企業にも興味を持ちました。メーカーとの関係構築や営業など、どのうように行われるか知りたいと思いました。

今まで知らなかった月島食品について、たくさんの事を知れました。

月島食品さんが携わっている商品を日常的に食べていることが分かってとても良かったです。BtoB、BtoCについてもよく知ることが出来たので、今後の就職活動に役立てたいと思います。

voice参加企業の声

他の説明会と違い、アットホームな空間で実施できました。

学生さんも真剣に聞いてくださり、質問もたくさん出たので業界のことや当社の特徴がうまく伝わったと思います。また同様の機会があれば参加したいと考えています。

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